保証人と連帯保証人の違いって?

お金の貸し借りをするとき、大切になるのが「信用」です。

 

親しい友人同士や、よく知る親戚などであれば、信頼関係があるため問題にはならないでしょう。

 

しかし、金融機関や貸金業者でお金を借りるときは、そうではありません。

 

返済を約束するための、第三者や価値のあるモノ、つまり「担保」が必要になります。

 

特にお金のやりとりでは「保証人」という形で、人的担保が求められることが多いです。

 

しかし、お金が必要なのに、どうしても保証人が用意できない方もいるでしょう。

 

ここでは、人的担保がなくてもお金を借りられるのか、ご説明いたします(=゚ω゚)ノ

 

担保とは?

「担保」や「保証人」という言葉を聞いたことはあるのではないでしょうか?テレビドラマなどでも、お金を借りたりする場面で出てきますよね。

 

担保とは、お金を貸す側が借りる側に求める保証の一種です。

 

つまり、万が一返済されなかったとしても、補てんできるような準備であるといえます。

 

「物的担保」と「人的担保」

担保の形はさまざまで、土地であったりすることもありますし、別の価値があるものを担保として提出することもあります。

 

こうした、なんらかの価値あるモノを担保とする場合、これを「物的担保」と呼びます。

 

担保として借りたお金を補てんする役目を担うのは、何もモノだけではありません。

 

だれか別の人がお金を支払ってもらうというのも、損害を補てんする方法の一つです。

 

これを「人的担保」と呼びます。「対人担保」も同じ意味ですね。よく耳にする「保証人」とは、人的担保にあたります。

 

保証人は、奨学金やローンなど、さまざまな場面で必要になりますが、実は、人的担保なしにお金を借りる方法もあるのですよ(^^)/

 

 

担保を取らずお金を貸すことができる理由

担保を用意しなくてもお金を借りられるのであれば、急にお金が必要になったときや、周囲の人には知られたくない時には便利ですよね。

 

しかしなぜ、貸金業者は担保を取らずにお金を貸してくれるのでしょうか?これには、きちんと理由があります。

 

お金の貸し借りには、「信用貸し」という考え方があります。

 

借りる人を信用してお金を貸すという方法ですが、貸金業者は利用者と知り合いというわけではありませんし、ネット完結のローンならば顔を合わせることすらありません。

 

お金を借りたい人が信用できる人物なのか、判断ができないため、それを見極めるために、審査を設けています。

 

審査の内容は、職業や収入、勤続年数などの項目があり、総合的に判断されます。

 

各業者で設けている審査を通ることができたということは、返済能力がある人物であるということを、信用してもらえたということになります。

 

逆に、返せるあてがなくなりそう・・・だとか、他の貸付けをちゃんと返していない・・・といった問題がある場合は、信用されません。

 

ですので審査にも通らず、お金を借りることはできませんよ(*_*)

 

正社員で安定した企業に勤めていると審査に通りやすいなど、ある程度の目安は共通していますが、実際には業者ごとに、もっと複雑で多角的な判断がなされます。

担保

 

いくらぐらいまで貸すことができるのかという上限額も、この信用が重要になってくるのです!

 

また、担保が不要なローンは、通常よりも金利が高く設定されている傾向にあります。

 

保証人がいないということは、何かあったら代わりに返済してくれる人がいないということでもあります。

 

つまり、本人からきちんと元金を返してもらえるよう、リスクマネジメントとして金利を高めに設定しておき、早めに元手を回収できるような仕組みになっているのです。

 

無担保のローン以外にも、返済できないリスクが高い商品は、金利が高く設定されています。

 

たとえば、多目的ローンは、なんにでも使うということを危惧しているため銀行でも金利が高いです。

 

金利を高くすることで得られる利息を補てんしているわけです。また、この上乗せ分の利息を使って別の方法でもリスクマネジメントをしています。

 

代位弁済

利息の使い道で重要なのが、代位弁済です。

 

代位弁済とは、”保証会社などを入れることで、払ってもらえなかったりするときに代わりに支払ってもらうこと”と考えるといいでしょう。

 

大きなリスクマネジメントになるわけですが、利息を請求してこの保証会社を使っているのです。

 

では、何かあったときに、支払いの義務はなくなるのかといえば、そんなことはありません。

 

立てかえることになった保証会社に支払いが変わるということです。

 

保証人がいなくてもお金を借りることができるのは、こうした仕組みがあるからなのです。

 

担保を用意する必要がない商品は、保証人を探す時間がないときなどに便利です。

 

”担保物件を用意することができないと借りることができないといった問題もありません。”

 

ですが、その分だけ金利が上昇することになるという点は覚えておいてください(`・ω・´)

 

・時間に余裕があって保証人になってくれる人を見つけられる場合⇒低金利のローン

 

・今すぐ現金が必要というときや、担保の用意が難しい場合⇒無担保で借りられるローン

 

と、状況に応じて使い分けましょう。

 

 

保証と連帯債務に関わる人的担保

人的担保という言葉でひとまとめにしてしまっていますが、保証人には2つのかたちがあります。

 

「保証人」と「連帯保証人」です。言葉としては似ていますが、この2つは全く異なる性格を持っています。

 

「保証」と「連帯債務」という言葉におきかえることができます。

 

保証人(保証)

保証は債務を履行しない場合に、代わりに履行することを指しているのです。

 

つまり、「返せなかった時には、代わりに返して!」というのが、保証人です。

 

複数人を保証人にすることができ、人数割りで返済額が変わってきます。

 

この保証人は、”代わりに返す代わりに、返せなかった人に請求をすることができる”のです。

 

連帯保証人(連帯債務)

連帯債務は、のちに請求することができることは同じですが、”債務である借金を連帯する”という意味が重要になってきます。

 

連帯保証人として考える場合、債務ではなく保証ですので正確には少々異なりますが、連帯債務の類型のひとつとして考えることができるでしょう。
お金を借りた人に連帯しているということで、仮に返せなくなる前でも請求される可能性があります。

 

さらに、保証人が人数割りで請求されることになるのに比べ、何人立ててもすべての人がすべての債務を返済する義務を負います。

 

その中のだれかが全額返済すれば、他の連帯保証人は支払いの義務がなくなるのです。

 

たとえば3人の連帯保証人がいたとしても、責任は3等分ではなく、それぞれが独立して返済しなければいけない義務を負います。

 

 

保証人と連帯保証人の違い

保証人と連帯保証人は、言葉とすると似ていますが、違いは分かりにくいですよね。

 

連帯保証人は・・・

主たる債務者が返済している間であっても、請求することができる

 

責任は分割にはならない

ということを覚えておきましょう。

 

万が一、お金を借りた人の返済能力が疑われるようなことがあれば、連帯保証人に請求が行ってしまうことがあるのです。

 

保証人であれば、きちんと返済を続けていけば、迷惑を掛けることはありません。

 

 

お金を借りるときは、人的担保が必要になることがあります。

 

お願いをするときは、保証人と連帯保証人の違いをきちんと把握してから依頼するようにしましょう。

 

お願いできる人を見つけることができない場合は、保証人担保なしでもお金を借りることができます。

 

ただし、その際は金利が高くなったり、審査が厳しくなったりすることがあるため、注意が必要です。